HYPERFLAT
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絶対忘れるな『HYPERFLAT』
2020/9/9 RELEASE
1.インターネット偶然倶楽部 feat.梨央(代代代)
2.好かれLOOP
3.オギャらないで、バブ
4.車がわからない
5.chillでill
6.ハイパーフラット
ZWS-0002 ¥2000(税抜)
全国CDショップにて予約受付中!
ディスクユニオン限定特典:缶バッジ
HYPERFLAT楽曲解説
(文:張江浩司)
1曲目の「インターネット偶然倶楽部feat.梨央(代代代)」は大阪を中心に活動するアイドルグループ、代代代のメンバー梨央をゲストボーカルに迎えたロックナンバー。これまでも日向ハル(フィロソフィーのダンス)など個性豊かなアイドルたちとコラボレートしてきたぜわす。
梨央からのラブコールによって実現したこの曲は、シリアスかつ複雑なバンドサウンドで幕を開け、梨央が艶やかなボーカルを聴かせるという、これまでのぜわすにはない曲調で、コラボ曲の中でもとりわけ異彩を放っている。ブリッジで披露される梨央のラップも短いながら関西弁でインパクト大。
POLLYANNAなどで活動するqurosawaがギターで、シンガーソングライターのイナダミホがピアノで参加し、トラックに彩を加えている。
2曲目「好かれLOOP」は、ピアノの感傷的なフレーズが印象的。そのトラックに乗せて歌われる「好きって言ってもらったら好きになっちゃう」という等身大にもほどがあるフレーズが耳から離れない。
3曲目は、若い女性にSNSでうざったく絡むおじさんたちに向けてメッセージを送る社会派(?)ソング「オギャらないで、バブ」。一見コミカルなタイトルとアップテンポなトラックに反して、リリックの内容は至ってシリアス。珍しく貫地谷翠れんのラップから「怒り」が聞き取れるほどだ。
年齢的にも社会的にも大人のメンバー、しかも男女比半々なぜわすだからこそ生まれた曲だ。
次の「車がわからない」はぜわすの得意技である軽快なシティポップ。1曲目に続きqurosawaのギターが曲をドライブさせている。ゲストボーカルに埋もれがちだが、セルラ伊藤の歌唱力が格段に上がっていることにも注目。
5曲目「chillでill」はトラップ風のトラック、3連符フロー、オートチューン全開のサビなど、現行のHIPHOPシーンの「美味しいところどり」なのが心地いいグルーブにつながっている。
ミニアルバムのタイトルにもなっている6曲目「ハイパーフラット」は、フィロソフィーのダンスなどの作曲で知られる宮野弦士が作編曲を担当。ぜわす史上初めての提供曲は、硬派なニュージャックスウィングで「かっこいい!」の一言。アルバ伊藤のストレートなラップから始まり、サビでは志賀ラミーがこれでもかと歌い上げている。
「やりたいことがあるんだったら、四の五の言わずにやっちゃえばいいんだよ!」というぜわすが一貫して歌ってきたメッセージが、宮野との強力なタッグで改めて響き渡ることになった。
HYPERFLAT推薦文
大坪ケムタ
(ライター/イベンター)
1曲目の「インターネット偶然倶楽部」がほんとびっくりしたというか、これまでのぜわすの歌詞における魅力の大きい部分ってテーマの具体性による共感の強さだったと思うんですが、この曲の歌詞はネットという軸はありつつも、これまでにない解釈の広さがある。人によって浮かぶ光景が違うと思うんですよね。それをけだるいギターから入るロック寄りなトラックが直球でかっこよくてめちゃハマってるなー!と。最初に聞いた感想は「わ、夜のJ-WAVEでかかってもおかしくないナンバー!(J-WAVE聴かないけど)」。メインストリーム感といいますか、それを際立たせてるのが梨央ちゃんのボーカル。「平日ナイトフィーバー」が平日夜ならこちらは深夜、内省的でありつつエモーショナルな感じはまさに深夜のインターネッツ!
2~4曲目はこれまでのぜわすの具体性強い系の流れだと思うんですが、「好かれLOOP」の韻踏み具合はライブ超かっこよさそうだし、「オギャらないでバブ」は以前に比べてアレンジ少し変わって足立区感強くなってるし、「車がわからない」のドライブに似合いそうな曲なのにこの歌詞?感もいい。これは海岸を歌いながら車とばしたいな。。サビの男女ボーカル感とかほんと気持ちよくて、個人的にはいちばん好きかも。そこからの「chillでill」の心地よさ、めちゃ流れとして最高。
そして最後「ハイパーフラット」、宮野さんらしいファンキーな跳ねるようなトラックも格好いいんですが、アルバム全体で見た時にこれで締める歌詞がいいですよねー。1曲目とテーマ近いとこありつつも1曲目がネットでこっちがフロアとステージで、というところが完成度高っ!ていう。ネットとリアルが繋がる感じで締めくくられて、また頭に戻る感じまさにハイパーなフラット。
ということで一曲ずつもいいんですけど、アルバムとしてのまとまりがめちゃめちゃ良くて。個人的にミニアルバムてフォームは好きなんですが、1曲目から最後までこの並び、このアルバムでなきゃ!感が非常に素晴らしいなと思いました!
桑島由一
(E TICKET PRODUCTION)
ぜわすの新譜「HYPERFLAT」は一曲目から名曲の予感がしたので、それ以降は聴いてない。心の調子が良い時は「すげー!俺も創作するぞー!」ってなるけど、逆の時は「この傑作に比べて俺は才能がない!」て気分落ちるじゃない。だからまだ全然聴いてない。それぐらいの名盤の予感。この気持ちわかる?
フジサキケンタロウ
(MINIMARING STUDIO)
良盤ですよ。買い。
マル
(BIDA/土佐丸高校吹奏楽部)
不穏なインダストリアル/ハードスタイルの隙間から覗くアイドル特有の清涼感がストロングポイントの代代代の手触りに寄せつつ、J-Pop30年史を俯瞰+再構築する志賀ラミーの作編曲スタイルが遺憾無く発揮されている"インターネット偶然倶楽部feat.梨央(代代代)"、メンバーが敬愛するCKB風の爽快なサウンドに乗せて、車(と女)への偏愛をモチーフにした歌詞が多いCKBとは真逆のリリックを並べるユーモアが痛快な"車がわからない"など、彼らにとって新機軸の楽曲が多く並んでいる印象。
圧巻だったのは宮野弦士が作曲を担当した"ハイパーフラット"。Bruno Mars とCardi Bがアスペクト比4:3でぶち上げた90's R&Bリバイバルのようなマッチョでセクシーなサウンド。これがオールドスクール寄りなぜわすのフロウとすこぶる相性がいい。
ラップに固執しないバラエティに富んだ曲群は前作「EZCD」同様、芸達者なメンバーのパフォーマンスも相まって東京の喧騒をマイペースに闊歩しているようで楽しい。そしてそんな「東京の喧騒」は、vaperwaveっぽいサウンドメイクでストンといいコントラストを呼び込んでる「chillでill」のような相反する要素があってこそ、というのも分かっている感じがしてなおさらいい。
個人的な今作一番のパンチラインはこの曲最後の「好きにしてんだ、無理にしねえんだ」というひと節。グループのコンセプトをたった1行で力まずさらっと聴かせるのが憎い。イナダミホ
(都市とカンタータ)
2曲(車とインターネット)鍵盤やコーラスなどで参加しました。
ぜわすの切り口って鋭くて「ほんとそう!」としか言いようがなく、大変にスッキリする。さすが。更にトラックが過去最高に豪華!こんなの聞いたら力が漲ります!藤澤陽
(FEATURES)
一足先に聴かせて貰ったんだけど最高の一枚です。ぜわすさんで一番好きなアルバムになりそう。音がめっちゃカッコいいのはもちろんなんだけど、相変わらず歌詞が面白い。「車がわからない」なんて都内に済んでいたら首が裂けるくらい頷いちゃうくらい共感。いつ出るの?タワレコ行かなきゃ
りるはかせ
(O'CHAWANZ)
ぜわすさん新曲の #インターネット偶然倶楽部 、最初から最後まで、何から何までめちゃくちゃかっこいいんですが、梨央さんのお声がかっちょいいのでラップがよりかっちょいい...惚れてしまう...
あと無線?で話してる感じのところ好き!
アルバム楽しみ!キャッチ
(作曲家)
生演奏を想起させるちょっと大人なトラックとレベルアップしたラップの融合。その中で随所に光るメロディの良さ。いちシティポップファンの僕から言わせると、これはシティポップアルバムでは?皆様もお聴き逃しなく!
猫まみれ太郎
シンプルに好き。
今まで通りの程良さと今までにない格好良さがあってとてもよいです。「インターネット偶然倶楽部」はすでに50回は聴いてます。AKIRA
(MIC RAW RUGA(laboratory) )
nemumi
(sommeil sommeil)
カッコよくて、楽しくて、お洒落で、リリックに共感してクスッとして、
ぜわすさんの色々な魅力を味わうことが出来るのに、それら全てこの一枚の中の出来事というのがびっくりです!
クールなのに突き放されず一緒に遊べる感じで、
自然と身体が踊っちゃうし、つい一緒に歌っちゃうし、最高です◎
部屋で流しながら勝手にパーティーしたい!
車で流しながらノリノリでドライブしたい!
リリース記念イベント
2020/9/10(木)19:30〜
『インターネット偶然倶楽部 vol.2』
(無観客配信・観覧無料)
グッズ
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